2006年07月18日

ニューデザインパラダイス「けん玉」takram タクラム

本日2回目の更新〜♪こないだのニューデザインパラダイスについてです。毎度おなじみ、僕の好きなテレビ番組です。

今回のお題は「けん玉」

けん玉をデザインの力で新しく生まれ変わらせようって話です。うーん、これまた難しいお題です。けん玉のデザインは何が難しいかっていうと、それ自体がけん玉だからです。何を言ってるんだって感じですが、例えば、今僕の目の前にある目覚まし時計を例にとって考えてみます。
  
目覚まし時計に求められる機能は
・目を覚ましてくれる
・時間がわかる
この2点くらいだと思います。
つまり目覚まし時計のデザインを変えようと思ったとき、最低限満たさなければならない条件がこの2つであって、あとは自由に変えることができるわけです。
・目を覚ましてくれる
という機能を満たすためには何も音(=聴覚)じゃなくてもいいわけで。触覚(目覚まし時計がたたいてくれるとか)、味覚(時間になったら朝食の味がしてくるとか)、嗅覚(怖い上司の体臭が出てくるとかw)、視覚(夢の中に怖い映像を映すとかw)…etc。いろいろアイディアは浮かんできます。

しかし「けん玉」となると…。
けん玉に求められる機能はというと
…これは難しい問題です。

例えば、「何かを投げて棒に突き刺すゲーム」というのを考えます。
すると、極端な話、「けん玉を大胆にデザインした結果、輪投げ(みたいなもの)になりました!」となっても文句は言えないわけで。
けどこれじゃぁ、けん玉のデザインとは言えないじゃないですか。

そう考えて、条件を絞っていくと、
・十字になってて
・3つが皿で1つが剣で
・穴の開いた玉がヒモでつながってて
と、既存のけん玉そのものになってしまう気がするのですよね。

これが最初に書いた「けん玉のデザインは何が難しいかっていうと、それ自体がけん玉だからです」の意味なんですが。

つまりけん玉のような「ゲーム」は、目覚まし時計とかサイフとか、機能さえ満たせばデザインが自由にできるものとは本質的に違うと思うんです。ゲームは、それにつけられた名前を変えずして大胆にデザインを変更することは難しいと思うのです。

以上、思いつきで書いたデザイン論でした。


さて、今回この難題に挑戦したデザイナーは、takram(タクラム)という2人組です。初めて聞いた名前です。
http://www.takram.com/
2人とも東大を卒業後、海外で工業デザインの勉強などをした後、今年結成したユニットだそうです。
彼らの作るプロダクトは結構すごいかもです。
レーザーポインタでスクリーンに字が書けるプレゼンテーションシステムとか、バリアフリーのキーボード(?)とか。エンジニアリングとデザインとがうまく融合したすばらしい作品だと思います。

僕も、漠然とですが、エンジニアリングによるデザインとか、デザインによるエンジニアリングとかを仕事にしたいなぁ…と思っています。

さてさて、最後になりますが、このtakramが作ったけん玉はコチラ。
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/newdesign/design/060715.html

このような円形にすることで円周を転がしたりできるし、乗せる部分が多いのでワザのバリエーションが増えるということです。

皆さんどう思いますでしょうか。

僕は苦肉の策、というか、なんかインパクトにかける作品だな、と思いました。ちょっと辛口ですみません。やはりですね、けん玉のデザインは難しいですよ。

偉そうに書いてすみません。takramファンの方や関係者の方いましたら申し訳ございません。

これだけ言いっぱなしというのもアレなので、僕もひとつアイディアを考えてみました。ふと思いついたのは、人間をけん玉本体に見立るというものです。ちょうど手を左右に広げて立つと、けん玉の本体みたいになるじゃないですか。そこでまるで大道芸よろしく、頭の上に玉を乗っけたり、逆立ちして足に乗っけたりwちょっとめちゃくちゃ難しいですけどねwてか難し過ぎて誰も遊べない気もしますがw けど体全体を使って遊べるし、極めるには奥が深いからやればやるほど技が増えそうだし、身体表現によるアートにも応用できそうじゃないですか。なかなか面白いアイディアだと思うんですけどね。




…あまりにもしょぼすぎる上、この自画自賛っぷりに、書いてて恥ずかしくなってきました。

まぁいいんですよ。デザインは結局は自己表現というか、自己満足というか(そこまでいくと言いすぎか)。自分の感性を詰め込めれば何でもアリ。その人の哲学が大いに反映されると思います。そんな素晴らしいデザインの世界。僕は好きですよ。





 


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Excerpt: 世界的に見ると、フランスのビルボケという物が発祥である。十字状の「けん(剣)」と穴の空いた「玉」を糸で繋いだもので、けんの縦棒の短い方の先は尖り、長
Weblog: 懐かしい玩具・進化した玩具の数々
Tracked: 2007-09-29 12:22
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